やらずボッタクリ!?

車で旅打ち!Blog を読んで知ったのだが、廃止される大津びわこ競輪のチャリロトのキャリーオーバーの扱いは以下のようになるのだとか。

輪事業廃止に伴う重勝式車券(チャリロト)の発売停止について(お知らせ)

これ、的中者が出なかったらヤラズボッタクリじゃないの? 各投票者の累計投票金額に応じて、均等配分するのがスジだろうに。法律で決まっているといっても、「競輪場が廃止になったときのキャリーオーバーの扱いについて」がファンに説明された記憶はない。説明義務違反で、ファンが訴訟を起こしたら勝てるんじゃないの? 

 

今週は繁忙期なので、ブログ更新が遅れます。

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深谷強ええ!

 深谷知広があっさりと立川記念を制覇。ホームで先頭を取ると、3コーナーでは番手の山口富生をちぎる独走劇。まくり選手の番手がちぎれることはよくあるが、すんなり逃げた選手の番手があっさりちぎれるとは……。

 自分の競輪キャリアはまだ20年少々だが、吉岡稔真が出てきたときも衝撃的だったが、今の深谷にはそれと同等、いや上回るインパクトがあるようにも思える。大ベテランファンの中には「高原永伍の衝撃を超えた」と語る人もいるのではないだろうか。

 深谷の逃げに触発されて、私も自転車を買った。ドンキで売ってる9999円の自転車だけど、深谷になったつもりで歌舞伎町を駆け抜けるつもりだ。

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仕事はじめ

今日から仕事始め。

しかし、いっこうに進まない。

左目で日経平均を、右目で立川記念の動画を、睨みながら原稿を書いているのだから、まぁ、進むわけもない。

15時すぎに市場が閉じ、ようやく左目が解放される。ところが、今度は立川の深谷知広のレースが近づいてくるので、わくわくして手が進まなくなる。

レースは圧巻の一言。打鐘先行から一気に駆け、一本棒を作って、そのまま押し切り。他の先行勢はなす術なし。番手の馬渕ですらツキバテでハコ3。

「深谷すげえなぁ!」

と、ひとりでつぶやいて今日の仕事は終了。

夜は東新宿の幸永でホルモンを食べながら、井砂画伯と優駿のイラストの打ち合わせ。

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嫌悪感

 競輪選手の長塚智広が茨城県知事選挙に正式に立候補することになった。
 今回の茨城県知事選は、保守分裂選挙になるそうで、もし民主党の推薦が取れれば、史上最年少(30歳)の知事誕生の可能性もある。

 長塚のホームページを見てみた。

http://t-nagatsuka.net/

 私は少しだけ嫌悪感をおぼえた。

【立候補の経緯】(抜粋・太字は筆者)
私は、茨城県取手市に生まれ、県立取手第一高校を卒業後、プロの自転車選手としてレースに出場するとともに、茨城県民の皆様の御支援をいただきながら自転車競技に取り組んでまいりました。
 チームスプリントというトラック競技において、シドニーワールドカップで金メダルを、アテネオリンピックで銀メダルを獲得いたしましたが、これも、ひとえに茨城県民の皆様の御支援・御声援のおかげであり、ここに厚く御礼申し上げます。
 3回目のオリンピック出場となった昨年の北京オリンピックを終え、自転車競技者としての活動に一区切りが着いたところで、これまでの人生でお世話になってきた茨城県に対し、自分は何をできるだろうかと、真剣に、必死に考えました。

【プロフィール】(抜粋・太字は筆者)
1998年 プロの自転車選手としてスタート
2000年 シドニー五輪/自転車競技チームスプリント5位
2004年 アテネ五輪/自転車競技チームスプリント銀メダル
2008年 北京五輪/自転車競技チームスプリント6位

 プロの自転車選手? 自転車競技者? なんで「競輪」「競輪選手」という単語を一文字も使わないのだろう? オリンピックを含めているので「自転車競技者」としたのかもしれないが、それでもプロフィールに「地元の取手競輪場でデビュー」や、「地元の取手競輪場で記念レースを優勝」と入れてほしかった。 

 長塚は誰が何と言おうと競輪選手である。生活の糧も大部分は競輪から得ていたはずだ。競輪選手は「プロの自転車選手」であるが、競輪を知らない人にとっては「プロの自転車選手」イコール「競輪選手」にはなりずらい。ロードレースに出ているような、自転車選手を想像するのではないだろうか。

 たしかに選挙民のなかには、「競輪」という単語を毛嫌いする人は多い。それゆえの作戦なのかもしれない。でも、競輪場で長塚の車券を買い、応援し、罵声を浴びせてきた者としては、「競輪」の文字がひとつも出てこないこのホームページには嫌悪感をおぼえる。そして、競輪選手が、「競輪」という単語を使わないことに、少し悲しくなった。

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KEIRINグランプリ100万ゲット!……ならず

 ギャンブル五種競技第4戦、KEIRINグランプリを観戦するため平塚へ。同行人はライターの大沢和。平塚駅前でメシを食ってから行くかどうか悩んだが、結局ストレートに競輪場へ向かうことにした。

 甘かった。現地は当然ながら大混雑。場内でメシを食べようにも、どの店にも大行列ができている。しかもメニューの8割はすでに売り切れている。
「ギョーザちょうだい」
「すいません。40分待ちです」
「豚汁ちょうだい」
「すいません。もうポンカンしか残ってないです」
  この極端な品不足、ほとんど末期ソ連状態である。昔のニュース映像で、ウオッカが売っていないので、代わりにヘアリキッドを飲んでいるソ連人を見たことがあるが、この日の平塚も同じであった。クッキーをポリポリと食いながらワンカップをあけるオヤジ、クリームタルトを食いながらビールをあおるオヤジなど、不思議な食い合わせが続出していた。
 そんななか割烹着を着たオバチャンが、
「ごめん! 1杯でいいから御飯、白飯をわけて!」
 と叫びながら場内の飲食店を走り回っていた。注文を受けたはいいが、米が底を尽きたのだろう。

081230_155401  メシを食うのはあきらめて車券勝負。こちらは好調で、8Rの「村上→坂上」を一点的中。さらに10Rで安部康雄のアタマ流しをかけたら、12万円ほどのカネが転がり込んできた。
 その資金を元手に、グランプリは小嶋アタマで100万円を狙う。
 ホームで永井が抜け出して小嶋は2番手。人気の山崎は後方で後手を踏んでいる。これ以上ない絶好の展開に脳汁が出まくる。でも最後は井上に差されて終了。

 グランプリはハズしたものの、この日は8万円くらいの浮き。ここまでの年末五種競技の成績は2戦2勝で、15万円くらいのプラス。残すところはあとひとつ、今日は川口で帯封を目指す!

 

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立川にて

 5レースと8レースの2連単が500円以上的中すれば、マウンテンバイクの当たるガラガラ抽選ができる。そんなイベントをやっていた。

 抽選にハズれたオヤジたちが、職員に詰め寄る詰め寄る。

「本当に当たりの球が入っているのか中を見せろ!」
「ガラガラは透明なアクリルで作れ!」
「レースもガラガラも、立川はテキトーなことをしやがって!」

 それに応対する職員は、もはや呆れ顔。

「お客さんたち、前の開催も、その前の開催も、私にそんなこと言ってましたよね。ちゃんと当たりが入っていること知ってるでしょ」

 不毛なバトルを聞きながら、オレがもらったのはハズレのティッシュと特別観覧席の入場券。入場券は来年の鳳凰賞で使おうかと思ったら、期限は11月9日まで。1節しか使えないじゃん。

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滝沢正光引退

 一徹で、12時間くらいぶっ通しで原稿書いて、朝。
 フラフラの頭でスポーツ新聞を開けたら、普段はチマチマした文字で埋まっている公営ギャンブル欄にバカでかい文字が。

「怪物」滝沢正光引退

 一瞬、徹夜でアタマがボケていると思った。
 松本整の突然の引退、同じように突然いなくなった内林久徳。先日の海田和裕の引退や、オレが競輪をはじめるキッカケになった愛憎半ばの吉岡稔真の引退。どれも驚きはしたが、なんとなく納得いく部分もあった。
 でも、滝澤は一生走るものだと思っていた。勝手に思っていたのではない。滝澤本人が「B級になっても走ります」って言ってたんだから。

 記事を読み終わると、15年前の冬を鮮明に思い出した。

 平成4年の年末あたりから競輪場に通うようになったオレは、滝澤の全盛期を知らなかった。見始めたころは先行屋と自在屋の間のような存在で、先行では60期台のイキのいい選手に敵わず、マークにまわっても元が先行屋なので競り負ける。それでもネームバリューがあって人気になるので、切ってオイシイ選手。これがオレの当時の滝澤に対する評価だ。

「吉岡のアタマで間違いない」
 平成5年の競輪グランプリ。オレは確信していた。神山や海田の先行では、今の吉岡には通用しない。有馬で減らしたカネを取り返すチャンスはここしかない。年越しのゼニは持たないとばかりに、有り金を穴場に突っ込んだ。
「ウラは買わんでエエの?」
 一緒に甲子園競輪場についてきていた、友人Mが問いかける。
「ロートルやで、滝澤なんて。吉岡を差せるワケがないやん」
 オレは即座に否定。
「滝澤って、昔はスゴイ人やったんやろ。有馬はテイオーの復活やったし。競輪も復活があるんちゃうん?」
「あるわけないやろ」

 数十分後。六甲おろしが吹き荒ぶ、クソ寒い競輪場の小さなモニターにグランプリのレースが映る。テレビで見た「力道山の街頭テレビ」のように人がウジャウジャと集っている。
 打鐘の音がかすかに聞こえ、レースが動き出す。吉岡はいつものように動きがいい。4コーナーを回って直線、吉岡がゴールを真っ先に駆け抜けようと伸びた。
(よっしゃぁ~!)
 そんな声が口から出そうになった瞬間、車間を強引に割って、黄色と黒(だったと思う)の勝負服がスッと抜けた。
「滝澤や……」
 地ベタにヘタりこむオレ。その姿を見てケラケラ笑うM。

「だから言ったやん。今年のテーマは〝復活〟やねんって」
 駅へと続くオケラ街道。灰色の集団の中で、5→2の車券を取ったMが繰り返し繰り返し何度も言う。最初はテキトーにうなづいていたが、あまりにもしつこいので。
「うるさいねん。〝復活〟って言葉は、競輪に気軽に使ったらアカンって――」
「復活やん」
「競輪選手は何十年も走んねんで。デビューして5年くらいでピークになって、残りの20年は徐々に落ちていく。2年やそこらのブランクは復活とちゃうわ」
「おまえ、ロートルって言ってたやん」
「野球選手はみんな勝ち逃げするやろ。ピークでヤメたい、とかワケわからんこと言って。競輪選手は、天下取ったヤツも、落ちるところまで落ちて辞めていく。人が衰えていくところをリアルタイムで見れるスポーツは競輪だけ。だから、エエねん」
「ワケわからんこと言ってるけど……、負け惜しみやろ?」
「……うん」
 甲子園球場の外野入場口から、甲子園の駅まで私とMは無言で歩いた。

 このブログを書こうと思い、平成5年の競輪グランプリの結果を調べて驚いた。

   

「あのときの滝沢って、まだ33歳だったんだ」

   

 あのときの滝沢は、今のオレとほぼ同い年だったのだ。
 伸びているやら。落ちているやら。

 

 滝沢選手、おつかれさまでした。あのときは「ロートル」なんて呼んですいませんでした。

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そばにいるね、競輪。

 イベントにブッキングできるタレントには、ある程度の相場みたいなものがある。
 なかにはとんでもない発案をするイベンターもいたりして、
「今度の市内囲碁大会にドリカムっていうのをブッキングできへんかなぁ」
 と言い出したりするのだが(当然、実現しませんでした)、ほとんどは「このイベントなら、このタレントの出演はどうせムリ。ギャラも絶対に折り合わないし」ということで、相場に合わないタレントにはオファーすら出さなかったりする。

 とくに公営ギャンブル系のイベントは、思い通りのタレントを呼ぶのが難しかったりする。営業をこなするお笑いタレントなら問題ないが、アイドルやミュージシャンは「ギャンブル」のイメージを嫌って、ギャラは折り合ってもNGだったりする。

サイクルフェスタ

よく出る気になったよなぁ、青山テルマ。

まぁ、これは競輪(ギャンブル)じゃなくて、KEIRIN(五輪競技)ということなんだろうけど。

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海田和裕引退

 新聞を開けてビックリ。そういえば、いちばん最初に見た日本選手権競輪が、海田が優勝した立川ダービーだった。

 一昨年は吉岡稔真が引退、昨年は競艇の植木通彦、そして海田も。なんか、私が公営ギャンブルをはじめたころ「若手のスター」だった選手が、続々と引退していくよなぁ……。しみじみ。

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キタァ!

最高12億円の競輪くじ発売へ 平塚競輪場

2008年02月06日12時59分

 最高12億円が当たる「競輪くじ」を平塚競輪場(神奈川県)が4月から始める。サッカーくじ「BIG(ビッグ)」の6億円を抜き、国内最高の当選金額で近く正式発表される。
 「チャリLOTO」と名付けられ、同競輪場で開催されるうち7レース分の1着をコンピューターが自動的に予想。全部的中する確率は「BIG」と同じ約 480万分の1といい、購入者は予想できない。1口200円で当選者がいない場合、上限の12億円まで繰り越される。サッカーくじと違い数字が一つ外れた 2等などはなく、当選金は一時所得として税金がかかる。
 4月16~18日開催のレースから導入され、当選券偽造などの対策として、当面は窓口販売はなく、インターネットを通じての販売になる。(アサヒドットコム)


 この手があったか!
 法改正され公営競技で重賞式が認可されたのは知っていたので、いずれは導入されるだろうと思っていたけど。まさか「BIG」方式で来るとは思わなかった……。BIGに比べれば控除率が倍以上も低いのだから、(売り上げさえ上がれば)高配当も出やすい。
 高配当必至なので「的中者が再投資せず資金が回転しない」「少額で参加できる車券だから客単価が期待できない」という問題点があり、他券種の売り上げがどれだけ食われてしまうかはわからない。
 でもそれを抜きにしても、売り上げは上がるだろう。「最大12億円」というインパクトはハンパじゃない。販売所・販売チャンネルの少なさや、発売時間の短さ(枠が確定しないと売れない)が解消できれば、BIGを食う存在になっておもおかしくないように思う。

 他競輪主催者や競馬・競艇も追随してくるのは間違いないだろうねぇ。

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