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雀ピューター屋

歌舞伎町をブラブラと散歩していたら、某ウナギ屋の前で雀ピューター屋の看板を発見。

「絶滅したと思ったのに、細々と生き残っていたんだ」

まるで、ニホンオオカミやクニマスを発見したかのごとく感動してしまった。

雀ピューター屋とは、ゲームセンターにあるような麻雀ゲームにお金を賭けるギャンブル。もちろん非合法である。ポーカーゲーム屋だと1万円など鼻紙同然で瞬殺されてしまうが、雀ピューターだと一勝負に2分くらいかかるし、ドリンク、タバコ、メシは無料なので、たらたらと遊ぶことができる。私は東京に行くたび雀ピューター屋に足を運んでいた。

で、なぜ雀ピューター屋が絶滅の危機に瀕したかというと、ある事件が起こったからだ。
2001年、44名の死者を出した歌舞伎町火災事件が発生する。その火元が「一休」という雀ピューター屋だった。この火災をキッカケに、ゲーム賭博屋に対する当局の取り締まりが激化。とりわけ大惨事のキッカケとなった雀ピューター屋に対する風当たりはキツく、次々と潰されたり、自主廃業に追い込まれていく。さらに04年の歌舞伎町浄化作戦が追い討ちをかける。客単価の高いポーカー屋は当局の目を逃れながら営業するメリットがあったが、客単価の低い雀ピューター屋を営業するメリットは少ない。こうして雀ピューター屋は絶滅したといわれていた。

しかし、雀ピューター屋は生きていたのである。歌舞伎町の陰日向で。
嬉しくなった私は、来店しようと看板に記されていた電話番号をコールする。

「すいません。一見の方は断っているんですよ」

生きていることがわかったのに、見ることができないとは――。誰か行ったことがある人、紹介してくれませんか?

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コメント

かなり前の記事なので、もうアレかもしれないですけど、雀ピューター紹介しましょうか?

投稿: イマイ | 2011年10月24日 (月) 22時17分

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