ラフォルジュルネと過怠金
小倉メインレースの関門橋Sは、ラフォルジュルネが勝利して3連勝。前走のレースぶりを見ていれば、準オープンで通用するのは確実だったので、馬券もワイドと3連単を的中。とくに、スカイリューホーとのワイドがおいしかった。
馬券が当たったのはいいのだが、問題はそのレース内容。
ラフォルジュルネの田辺騎手が、直線で追うのを完全に止めて流したので、メイショウカンパクにクビ差まで猛追されたのだ。あと少しゴール板が遠かったら着順は変わっていた。勝ったから良かったようなものの、もしも負けていたらと考えるとぞっとする。昭和30年代ならスタンドに火が上がってもおかしくない。
10馬身離そうが、クビ差だろうが、勝ちは勝ち。騎手が「勝った」と確信したから追うのを止めたのは理解できる。「ジョッキーは常に競走馬の全力を出すべきだ」なんて青臭いことは言わない。不必要と考えれば労力をはぶくこともあるだろうし、馬の状態が悪くて全力を発揮すると故障してしまうようなケースもある、ヤル気がなくて手を抜くことだってあるかもしれない。ロボットじゃなく、人間が乗っているんだから。
でも、見ているファンの心情を考えると、「カラ追い」でいいから追っているフリをすべきだ。人に見られているのだから、「フリ」は重要。本当に全力投球しているのか、全力投球をしているフリをしているのかは、はたから見ている人間にはわからない。わからなければ、それがたとえフリであったとしても、「あれだけやってくれたのだから」と人は納得する。
JRAから下された過怠金10万円の制裁は妥当。ただ、中堅の田辺騎手は制裁を食らうのに、ベテラン騎手たちが同じことをやっても制裁をあまり食らわないのは摩訶不思議。
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