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球界のユダヤ人・ブレーブスファン

 私は阪急ブレーブスファンであった。
 自宅から西宮球場までは電車で20分。小学生ならば100円で外野に入れたので、よく友達と見に行った。また、白雪(小西酒造)が西宮球場のスポンサーだったので、ネット裏のタダ券もよく手に入った。
 ブレーブスファンというのは虐げられし者である。
 野球界のユダヤ人といっても過言ではない。

88年 球団身売り
(親会社は替わったけど、ブレーブスを応援し続けよう!)
90年 球団名・ブレーブスが消滅。ブルーウェーブに
(ブレーブスの名前はなくなったけど仕方がないか……)
91年 本拠地が西宮から神戸へ
(神戸は遠いよなぁ……。でも、まだ兵庫県内だから)
91年 土井監督就任
(土井って、誰だよ!?)
93年 石嶺FA流出
94年 山沖FA流出
97年 中嶋FA流出
99年 星野FA流出

(2度の優勝も阪急色のある選手の引止めにことごとく失敗。っていうよりも、引き止めてたのか!?)
00年 イチローメジャーへ
01年 田口メジャーへ

(生え抜きのブルーウェーブ選手にも逃げられる。または放出)
04年 近鉄バファローズを吸収合併。なのに球団名はバファローズに変更
(やっとブルーウェーブというチーム名に慣れたというのに……)
07年 本拠地を大阪ドームに移転
(なんで大正体育館なんかで野球を見なけりゃいけないんだよ!)

 球団が身売りされ、本拠地が西宮から神戸に変わり、ベテラン選手に逃げられ、生え抜き選手にも逃げられ、さらに球団が合併し、またもや本拠地が大阪に変わり……。
 そして、

11年 バファローズの名称を変更予定

 もう、ふざけるなという話である。私は球団合併したときから、プロ野球をいっさい見なくなったのだが、このニュースには元ブレーブスファンとして憤る。
 オリックスは、ブレーブスファンの心を踏みにじり、バファローズファンの心をあざ笑う。そして、ブルーウェーブファンを作ることに失敗した。
 野球ファンというのは一朝一夕で作れるものではない。地元に密着し、時間をかけて増やしていくものである。それを猫の目みたいに、数年ごとにコロコロと変えられたら、ファンがつくはずもない。ホークスを見習え!

 惜しむらくは、オリックスが金を持っていることだ。もしも金がなければ、とっとと球団を身売りしてくれていることだろう。野球界のために必要なのは、チーム名の変更ではない。オーナーを変更することである。

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博春(ばくしゅん)

 なんて単語はないのだろうが、今週末はにわかにギャンブラーが活気づいてくる時期である。

 まずは中央競馬。3歳牡牝最大のステップレース、チューリップ賞と弥生賞が今週開催される。
 チューリップ賞は1番人気のアパパネが、3走連続で大外枠に入ることとなった。べつに外枠がダメというタイプではないが、阪神千六の外枠不利は競馬場が改装されてもたいして変わっていない。桜花賞の出走権を持っていて、ここでムリをする必要もないので、案外コロリと負ける場面もありそう。TAROも阪神1600mの大外枠は鬼門だと言っていたし。馬券はヴィクトリーマーチから入るつもり。
 弥生賞にはヴィクトワールピサが登場。コッチは堅いと思うのだが……。雨が残ったらミッションモードも面白そう。血統的には力がいる馬場の方がむくだろうし、馬主はドバイをいわして勢いに乗る山本英俊氏。トーセンアレスも雨ならば。

 つぎに競輪。日本選手権の準決勝である。私の予想は携帯サイトの無料競馬競輪競艇に書いておりますので、コチラを参照してください。予想は別だが、個人的には村上義弘を応援している。市田と村上博が決勝戦に残れば、GR賞のように市田がふたたび機関車を買って出るかも。

 そして競艇。こちらは女子王座決定戦の準優勝戦が行なわれている。同じく予想は無料競馬競輪競艇に載っているので、興味があれば。また、明日土曜日からは下関に飛び、現地取材を行う予定。取材の内容はニフティ競艇にアップするので、こちらも読んでいただければ。

 とりあえず、新宿で新しい家を見つけたので、そこへの引越し代くらいはこの週末で稼ぎたい。

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ワキあまあま

 熱愛発覚でほしのあきは「みんなのケイバ」と「みんなのウマ倶楽部」を降板した。ところが「みんなのケイバ」の後任に起用された優木まおみには芸人のカキタレ疑惑が浮上。「みんなのウマ倶楽部」」の後番組「うまプロ!」に出演中のAKB48篠田麻里子にいたっては喜び組疑惑……。みんな、ワキ甘すぎである。
 もっとも、彼女らの甘いワキならば私も舐めたい!

 それにしても残念だったのは、AKB48サイドが篠田の報道を全面否定したことだ。もちろん事実無根なのかもしれない。だが、あそこまでムキに全否定しなくてもよかったんじゃないかと思ったりもするのだ。
 そもそもAKB48は、地下アイドルの手法を巧みに組み込んだユニットである。

「定価50400円の写真集特典として発売から約7年後の2015年12月8日開催予定の『AKB48劇場オープン10周年祭』招待券がつく」
「劇場で販売するCDに期間限定で44種のソロポスター1枚をランダムで付け、44種のポスターを揃えれば特別イベントに参加できる」
「ビジュアルブックに各212種類(全848種類)の生写真5枚を1冊ごとにランダム封入」
「写真集のオマケに生写真をつける。生写真の種類は200種類以上!」
「CD購入者に握手会とハグ会を実施」

 などなど(ウィキペディア参照)。露骨なぐらいにコレクター欲と、ファンのメンバーに会いたい心理を刺激するのだ。大切なのは商品ではなく、それに付属する特典。商品を買えば買うほど、生身のAKBメンバーたちと親密になれる(と錯覚する)システムを構築しているのである。

 ならば、

「20億円を出せばメンバーとセックスできる」

 というのは、最高のファン特典ではないだろうか。
 例の「喜び組」報道は、ファンの夢を壊したりはしない。むしろ、「20億円出せばアイドルが買える」という新しい夢をファンに与えたのである。

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中学時代を思い出した

 ブルーハーツはこんな歌を唄っていた。

♪ギター弾きに貸す部屋はねえ

 たしかタイトルは「ロクデナシⅡ」だっだたろうか。中学生のときに繰り返し聞いたが、歌詞にショックを受けたものである。「ミュージシャンっていうのは、家が借りられないほど社会的信用が低いんだなぁ」と。

 この話を同じブルーハーツファンだった同級生のY君にしたら、なかなか斬新な解釈をしていたのに驚いたのを思い出す。
「え? 社会的信用って何? ギターが近所迷惑だから部屋を貸してくれないんじゃないの?」と。

 私は部屋にすぐに飽きる。だから、1~2年周期で引越しを繰返している。最初に住んだのが上板橋で、次に住んだのが青物横丁、現在は橋本にいるのだが、そろそろ引っ越したくなってきた。
 不動産屋に問い合わせると西新宿に出物の物件があった。さっそく申し込んで、引越しの準備を始めようとしていると、数日後に不動産屋からこんな電話が入った。

「すいません。職業ギャンブラーでは不安だって大家が言うんですよ」

 そりゃそうだろう。ギター弾きに貸す部屋以上に、博打打ちに貸す部屋はないよ。私の職業はギャンブラーではなく、ギャンブルライター。賭ける人ではなく、書く人なの。大家、わかってる?

「そうですよね。大家が勘違いしてますよね。ライターの仕事を大家に説明してみます」

 その翌日、ふたたび不動産屋から電話が入った。

「すいません。ギャンブラーもライターも似たようなもんだって、大家が断りを入れてきました……」

♪物書きに貸す部屋はねえ
 物書きに貸す部屋はねえ
 物書きに貸す部屋はねえ

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