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カップ焼きソバ

諸事情により、お金がまったくなくなった。
米も切れた。
冷蔵庫の中には賞味期限の切れたマヨネーズしかない。
「いっそ、マヨネーズを飲むか?」
思案しているとき、カップ焼きソバが1個だけ残っていたことを思い出した。
神様は私を見捨てなかったのだ。ギャンブルをやっているときですら神の存在を信じていないのに、カップ焼きソバ1個で信仰される〝神〟も迷惑きわまりないことだろう。
お湯を入れ、汚い部屋をプチ掃除しながら3分待つ。
お湯を捨て、あとはソースをかけて食うという段階に入ったとこで、大変なことに気づく。

「ソースがないじゃん!」

あるべきはずのソースがない。カップの中から取り出したときに、置き忘れたたのではないかと、家中引っ掻き回して探すのだが、どこにもない。
格闘すること10分。ソースはどこにもなかった。おそらく製造過程で、メーカーが入れ忘れたとしか考えられない。
ソース抜きのソース焼きソバを食したあとメーカーにクレームを入れるが、
「申し訳ありません。新しい焼きソバを宅急便で送りますので」
と謝罪されれば納得するしかない。
「俺の最後の食料をムダにしやがって! 今すぐ上板橋まで持参しろ!」
なんていったら、単なるクレーマーだもん。

翌日。朝起きると、なにか股間にベトつき感がある。布団にもシミがついている。
「ひょっとして生理がはじまった?」
そんなわけない。私は男だ。

なんでカップ焼きソバのソースが、布団の中に隠れていたのだろう? 
そんなところに置いた記憶はないし、置く理屈もない。
推理した結果、ひとつの結論にたどり着いた。
「ソース焼きソバひとつで、急に神の存在を信じる」ことに怒った神からの鉄槌。それしかありえない。

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